トイレの鏡で顔を見た時に鼻毛が飛び出ていることに気づいてしまった・・という経験はありませんか?
仕事が忙しく、鼻毛の処理がおろそかになってしまうこともあると思います。
どんなにおしゃれをして、髪型を整えていても、鼻毛が1本飛び出しているとなんだか清潔感に欠けてしまい、周りからの印象も良いとは言えないでしょう。
この記事では、毎日忙しく働くビジネスマンや女性にモテたいという男性に向けて、鼻毛脱毛の種類や効果、費用など分かりやすくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
0.鼻毛のワックス脱毛は”脱毛”ではありません
タイトルでも述べた通り、ワックス脱毛には脱毛の効果はありません。
そもそも鼻毛のワックス脱毛とは、綿棒くらいの大きさの棒の先端にワックスを塗り、鼻の穴に入れ、ワックスが固まったところで棒を一気に引いて鼻毛を引きはがす脱毛法です。
しかし、この方法は鼻毛を無理やり引きはがしているだけなので、またしばらくすると生えてきてしまいます。
そのため、永久的な脱毛効果はなく、一時的な除毛にとどまります。
ちなみに、よく見かけるエステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛)もワックス脱毛と同様に永久的な脱毛効果はなく、一時的な減毛・除毛効果にとどまります。
また、鼻毛のワックス脱毛にはリスクがあります。
近年SNSや動画サイトなどで、鼻毛のワックス脱毛の様子が多く投稿されていますが、リスクについてはあまり知られていないのが現状です。
鼻孔内には、脳に血液を送る大事な血管が多く通っており、万が一、粘膜を傷つけて雑菌が侵入してしまうと、雑菌が簡単に脳まで到達してしまいます。
雑菌が脳に到達してしまうと、顔面麻痺や死に至るなどの恐ろしい病気に発展してしまう可能性があり、非常に危険です。
このことから、このようなハイリスクを背負ってまで、鼻毛のワックス脱毛をするという選択肢はおすすめできません。
1.鼻毛を無くすなら医療脱毛
医療脱毛の方法には2種類あります。それぞれどんな特徴があるのかを分かりやすく表にまとめました。
ニードル脱毛 | 医療レーザー脱毛 | |
効果 | 永久脱毛 | 永久脱毛 |
平均費用 | 1分で605円 (主要クリニック5院の平均) | 約32,550円 (5回あたりの都内主要クリニック8院の平均) |
期間 | 半年~1年半 | 半年~1年半 |
推奨回数 | 5回 | 5回 |
痛み | 強い痛みがある | ほとんどない |
照射範囲 | 鼻の穴入り口1cm程度を穴に沿って一周 | 鼻の穴入り口1cm程度を穴に沿って一周 |
メリット | ・永久脱毛効果がある ・白髪も脱毛できる ・医師が常駐している | ・永久脱毛効果がある ・少ない回数で効果が得られる ・医師が常駐している |
デメリット | ・強い痛みを伴う ・時間がかかる | ・白髪には効果がない ・照射直後、鼻毛が焼けた匂いがする |
注意点 | 毛が生えている状態でないと脱毛できないため、毛抜きや鼻毛カッターでの自己処理は禁止 | あらかじめ鼻毛を剃毛する必要がある |
1-1.ニードル脱毛(針脱毛)
ニードル脱毛(針脱毛)は、医療機関で行う脱毛方法です。
毛が生えている毛穴に一本一本専用の針を刺し、電流を流して発毛細胞を破壊することで永久脱毛効果を得ます。
しかし、近年では脱毛技術の発達により、ニードル脱毛(針脱毛)ではなく医療レーザー脱毛が主流となってきているため、ニードル脱毛を取り扱う医療機関が少なくなってきています。
鼻の粘膜に直接針を刺していく際に、強い痛みを伴うので、最近では鼻毛以外の部位に関してもニードル脱毛を選ぶ人は少なくなってきています。
効果:永久脱毛
平均費用:1分605円
(主要クリニック5院平均)
期間:半年~1年半
推奨回数:5回
ニードル脱毛(針脱毛)のメリット
・永久脱毛効果が得られる
・白髪も脱毛できる
・医師が常駐している
ニードル脱毛(針脱毛)のデメリット
・強い痛みを伴う
・時間がかかる
ニードル脱毛(針脱毛)の注意点
毛が生えている状態でないと脱毛できないため、毛抜きや鼻毛カッターでの自己処理は禁止。
1-2.医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛とは、医療機関で行う脱毛方法です。
医療用の強力なレーザーが黒いメラニン色素に反応して、毛根を熱で破壊して永久脱毛効果を得ます。
ニードル脱毛よりも痛みが格段に少なく、現代の医療脱毛の主流とされています。
効果:永久脱毛
平均費用:約32,550円
(5回あたりの都内主要クリニック8院平均)
期間:半年~1年半
推奨回数:5回
医療レーザー脱毛のメリット
・永久脱毛効果がある
・少ない回数で満足のいく効果が得られる
・医師が常駐している
医療レーザー脱毛のデメリット
・白髪には効果が得られない
・照射直後、鼻毛が焼けた匂いがする
医療レーザー脱毛の注意点
あらかじめ鼻毛を剃毛しておく必要がある。
2.鼻毛脱毛のメリット
では具体的に、男性が鼻毛の脱毛をすることのメリットはどのようなところにあるのかをご紹介していきます。
2-1.処理の手間が省ける
1回の施術では劇的な効果を感じることはできませんが、5回ほど通うことで鼻の穴周囲の鼻毛はほとんど処理が必要なくなるくらいの効果を実感できるでしょう。
毎日鏡と向き合って、鼻毛を抜いたり切ったりとこまめな処理をされている方にとっては、かなりの時間的な余裕が生まれるはずです。
2-2.清潔感のある印象を与えられる
鼻は顔の真ん中にあるパーツなだけに、そこから鼻毛がたった1本出ていると、せっかくのおしゃれも一瞬でだらしない印象を与えてしまいます。
鼻毛の問題が解消されると自分に自信がつき、周囲にも清潔感のある爽やかな印象を与えられるでしょう。
また、常に身だしなみに気を遣っているというイメージがつき、周囲から好感を持たれることでしょう。
2-3.急なデートや旅行でも安心
鼻毛を脱毛してしまえば、デート前に鼻毛チェックを怠ってしまったとしても安心です。
また、旅行先など長い間鼻毛の処理ができない時や彼女との旅行で手入れしにくいといった状況にも悩まされることはありません。
旅行先へ鼻毛カッターなどの荷物も少なく済みます。
3.鼻脱毛におけるウワサ話はデマ!
鼻毛脱毛について検索をしていると、以下のようなウワサ話を見かけたことはありませんか?
・免疫力が下がる
・花粉症が悪化する
・匂いが嗅ぎ分けられなくなる
これらは全て事実ではありません。それでは、なぜこういったウワサが一人歩きしているのか、それぞれ解説していきたいと思います。
3-1.免疫力が下がる
鼻毛には、空気を吸い込む時にエアコンのフィルターのようにホコリや空気中のウイルスから守る役割があります。
そのため、鼻毛をすべて取り去ってしまうと、ホコリやウイルスを吸い込んでしまい、体調を崩しやすくなります。
しかし、医療レーザー脱毛やニードル脱毛においては、鼻の穴の周囲のみの鼻毛を処理するため、風邪を引く可能性は低いとされています。
医療機関で正しい鼻毛脱毛を行えば、免疫力が下がるといった心配はありません。
3-2.花粉症が悪化する
花粉アレルギーは、鼻の粘膜に花粉が付着することでアレルギー症状を発症します。
そのため、鼻毛をすべて取り除いてしまうと、すでに花粉症にかかっている人だけではなく、今まで花粉症と無縁だった人も発症しやすくなるのは事実です。
しかし、先ほども述べた通り、医療機関で行う鼻毛脱毛は、鼻の穴の周囲のみを処理するため、奥の鼻毛は残ったままの状態ですので、花粉症が悪化するリスクはとっても低いと言えます。
3-3.においが嗅ぎ分けられなくなる
そもそもにおいを感じるメカニズムの前提として、嗅上皮と呼ばれる鼻腔の粘膜に生えている「嗅毛」がにおいをキャッチします。
その後、においの信号が嗅球に伝達され、脳がこの信号を処理すると、匂いの識別が行われます。
ここでよく勘違いされてしまいやすいのが、「嗅毛」が鼻毛の一種だと思われてしまうことです。
たしかに「毛」とつくので間違われやすいですが、嗅毛は鼻腔の粘膜に生えているため、鼻毛脱毛で取り除くことは不可能です。
そのため、においが嗅ぎ分けられなくなるといったリスクはありませんので、ご安心ください。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
鼻毛をワックス脱毛で処理することのリスクはご理解いただけたかと思います。
鼻毛の処理に最適な方法は医療脱毛です。医療脱毛には、ニードル脱毛と医療レーザー脱毛の2種類の方法がありますが、近年では医療レーザー脱毛が主流とされています。
冒頭でもお伝えした通り、鼻毛が飛び出していると清潔感に欠けてしまいますので、医療脱毛で鼻毛を処理しておくと、処理の手間も省けて、急なデートや旅行時にも安心でしょう。