ヒゲ脱毛をしようと思っても、いつか生やしたい時がくるのでは?後悔するのでは?
そう思ってなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか?
実際にいつか生やしたいと思ってもヒゲ脱毛を行ってしまうと、元に戻すことは難しいです。
さらにその他にも痛みや回数、費用が思った以上にかかってしまった、肌トラブルが起こった、脱毛中の肌のケアが面倒など、様々なかたちでヒゲ脱毛に後悔している方がいるのはご存知でしょうか?
そこで今回は、ヒゲ脱毛をした時に起こりうる6つの後悔と、後悔をしないために何を知り、確認しておけば良いのかを解説します。
ぜひこの記事を読んで、ヒゲ脱毛をすべきなのか、する場合には後悔をしないためにどうしたら良いのかの参考にしてください。
目次
1.ヒゲ(髭)脱毛での後悔一覧
ヒゲ脱毛をすれば日々の煩わしさから解放されるのはもちろんのこと、たくさんのメリットがあります。
しかしながら、ヒゲが生えてこなくなることはもちろんメリットだけではありません。
ヒゲ脱毛をする前に知っておきたいデメリットやよくある後悔をこの章で紹介します。
1-1.脱毛の痛みが強い
ヒゲ脱毛の後悔として最も多くの声が挙げられるのは「痛み」です。
ヒゲは腕や足など他の部位に比べて、濃く太い毛が密集して生えています。
そういった毛はレーザーの反応が強く出るため、脱毛の効果を感じやすい反面、強い痛みを伴いやすいです。
医療機関であれば麻酔の使用も可能なため、ある程度の痛みは軽減できるものの、耐えきれずにヒゲ脱毛を断念する人も中にはいます。
1-2.通院回数と費用がかかる
脱毛と言っても1回の通院で全ての毛がなくなる、というわけではありません。
毛周期の関係上、1回の照射で見込める脱毛効果は全体の10%~20%程度にとどります。
ということは、自分の希望に合わせて少なくとも5回、多い場合は10回ほどの施術が必要になります。
さらに施術の間隔も毛周期に合わせて、最低6週間~数ヶ月空ける必要があり、回数だけでなく、完了までの期間も長い目で見る必要があります。
目安は、適度に薄くするなら5回~8回(半年~1年半程度)、ツルツルにするなら8回~10回(1年~2年程度)となります。
費用についても、ヒゲの量や回数次第では、施術範囲が広い胸や腹などよりもかさむ場合があります。
ヒゲ全体を脱毛する場合、平均価格は約12万円(※)ですので、どうしてもその前後の費用は必要です。
※全国26医療機関の5回コースの場合にかかる料金の最低額・平均額・最高額一覧
(5回を超えるコースの場合、均等割り×5で計算)
ヒゲ全体(鼻下・ほほ・アゴ・アゴ下)
最低額 | 平均額 | 最高額 |
52,000円 | 約120,000円 | 180,000円 |
鼻下
最低額 | 平均額 | 最高額 |
12,960円 | 約34,900円 | 118,750円 |
ほほ
最低額 | 平均額 | 最高額 |
21,600円 | 約59,340円 | 185,700円 |
アゴ
最低額 | 平均額 | 最高額 |
12,960円 | 約32,200円 | 85,700円 |
アゴ下
最低額 | 平均額 | 最高額 |
15,000円 | 約44,900円 | 100,000円 |
1-3.ヒゲ脱毛中の肌トラブル
ヒゲ脱毛は医療行為です。
医療行為には必ず副作用や肌トラブルが起きるリスクがあります。
手入れを楽にしようと始めたヒゲ脱毛によって、余計に肌が荒れてしまっては意味がありません。
しっかりと肌トラブルを把握しておく必要があります。
照射直後の赤みやヒリヒリ感、むくみ(炎症性浮腫)レーザーを照射した後によって見られる皮膚の炎症反応です。大抵は時間の経過と共にすぐに治まりますが、肌の弱い方は数日ヒリヒリ感が残る可能性があります。 |
毛嚢炎脱毛した箇所に白いニキビのようなものや赤いブツブツができる症状です。レーザーの熱によって毛穴が傷つき、そこから細菌感染を起こすことで炎症を起こすことがあります。この炎症が毛嚢炎です。 |
泥棒ヒゲ照射後に、一時的にヒゲが濃く見える症状です。実際に濃くなったわけではなく、皮膚表面に出てきていない毛がレーザー照射の熱により膨張して、皮膚表面が黒く見えています。毛にハリやコシがなく、照射後は皮膚もむくんでいるためヒゲ剃りでなかなか剃れません。個人差はあるものの、基本的に一定期間を過ぎると抜け落ち解消されます。 |
打ち漏れ医療レーザー脱毛において照射ミスにより部分的にヒゲが残ってしまうことですが、レーザー照射後、すぐにヒゲが抜けなければ打ち漏れというわけではありません。一か所に集中してヒゲが残っていたり、1列ヒゲが残っていたりすると打ち漏れということなります。 |
火傷体毛の個人差やその日の肌の状態などを見極めた上でそれぞれにあったレーザーの照射出力を行わなければ火傷を引き起こす可能性があります。 |
増毛化・硬毛化増毛化・硬毛化とは、医療レーザー脱毛において照射を受けた部位の産毛が逆に濃くなったり、太くなったりする症状です。ヒゲは太く、濃い毛が生えているので、起こる可能性は他の部位と比べると低いですが、0%ではありません。増毛化・硬毛化の原因には諸説ありますが、はっきりとした原因は未だ解明されておりません。 |
1-4.ヒゲ脱毛中の肌のケアが面倒
前項でご紹介した「脱毛中の肌トラブル」を起こさないため、さらには脱毛効果を充分に発揮する為には脱毛中の自己ケアが必要になります。
普段から習慣になっていないと面倒だと感じる方もいます。
脱毛中の肌の基本ケア一覧
日焼け対策を行う
照射するレーザーは黒色に反応して毛根にダメージを与えているため、日焼けをすると毛根だけでなく肌にも反応してしまう可能性があります。
そうすると、火傷のリスクも増大するため、日焼けが落ち着くまで照射ができないケースがあります。
順調に最短期間で脱毛を完了するためには日焼け止めなどの対策が必須です。
保湿を心がける
レーザーを照射することで照射部位の水分が奪われ、肌が乾燥しやすくなります。
一時的ではありますが、乾燥している期間は皮膚の表面が固くなるため、毛が抜け落ちるのを妨げてしまう恐れがあります。
また、毛が皮膚の中に埋もれる埋没毛の原因にもなるため、保湿クリームなどで対策を行う必要があります。
照射当日の入浴、激しい運動、過度のアルコール摂取は控える
照射後はレーザーによって皮膚がダメージを受けることで若干の熱を帯びた状態になっています。
そのため入浴や激しい運動、過度のアルコール摂取でさらに体温を上げてしまうと、照射による赤みやヒリヒリ感といった肌トラブルを悪化させてしまう危険性があります。
シャワー程度であれば問題ないですが、タオルで照射部位をこするなどの刺激は控え、手で優しく洗い流すようにします。
照射前後の予防接種はNG
予防接種を行うことで免疫反応に伴う発熱や腫れが生じる場合があります。
そういった発熱中や腫れがある状態で、レーザー照射によってさらに熱を受けると、症状がさらに悪化する可能性があります。
そのため照射前後の2週間は予防接種を控えなければいけません。
1-5.仕上がりに満足できなかった
いざヒゲ脱毛を行っても、思った以上に費用がかさみ途中で満足のいく仕上がりまでに到達できなかった、あるいは自分の思い描いていたイメージとは違ったかたちになってしまったなど、仕上がりに満足がいかないという意見もあります。
また、ヒゲを生やしている人は脱毛をしてしまうと形が変えられないことや、脱毛効果には個人差があるため満足の行く結果が得られなかったということもあるようです。
1-6.ヒゲを生やしたくなった
トレンドや自分の趣味嗜好によって変わる髪型や服装に合わせたい、パートナーや友達に言われた、といった時にヒゲ脱毛をしてしまうと、なかなか生やすことが難しいからこそ後悔する方もいます。
ヒゲを支持する女性がいることや、ヒゲの形を変えたくなるかもしれないということも踏まえてヒゲ脱毛を考える必要があります。
2.ヒゲ(髭)脱毛で後悔しないために確認したい6つのポイント
前章ではヒゲ脱毛で起こりうる後悔をご紹介しました。
では、そのような後悔をしないためにヒゲ脱毛をする前に確認しておきたい6つのポイントをご紹介します。
1.痛みへの対策
クリニックによって痛みへの対策は異なります。
そのため、どういった対策を行っているのかは契約前に確かめたいポイントです。
その中でも行っているクリニックが多いのは照射前後のクーリングです。
冷却することでレーザーによる炎症を抑えるだけではなく、痛みを緩和する効果があります。
また、医療機関であれば笑気麻酔や塗布麻酔を用意しているところもあります。
痛みが心配な方は麻酔の有無や種類も要確認です。
2.コース、追加料金
前章でヒゲ脱毛は通院回数と費用がかかることをご説明しました。
脱毛業界の相場を把握した上でご自身がどこまでかけられるのかを検討する必要があります。
しかしここで注意したいのが追加料金です。
クリニックによっては初診料・再診料、キャンセル料、剃毛料、お薬代や解約となった際の手数料などが発生する場合があります。
コースの料金しか考えておらず、思わぬところで出費が増えてしまったというケースも往々にしてあることですので、ヒゲ脱毛をするにあたってかかる追加料金もしっかりと把握しておきましょう。
3.予約状況
ただでさえヒゲ脱毛は完了するまでに時間がかかるにも関わらず、予約が取れないとなるとさらに時間がかかってしまいます。
クリニックによっては一度照射を行ったら、半年先までは予約が取れないということもあります。
効果的にかつ、短い期間でヒゲ脱毛を終えるために現在の予約状況を確認しましょう。
4.保証期間
ヒゲ脱毛は、毛周期の関係で最低でも6~8週間の間隔を空けて照射を行います。
しかし、本当に効果的に脱毛を行いたいのであれば、それ以上の期間を空けることも必要になってきます。
クリニックによっては「1年間フリーパス」などといったシステムも存在しますが、急な転勤・長期出張といった一定期間通えなくなってしまった際や、夏に日焼けをしてしまい冬まで照射を中断する可能性も考えた際には、脱毛効果を最大限に高めるために数年単位の保証期間であると安心です。
5.肌トラブルへの保証
前章で紹介した通り、ヒゲ脱毛には副作用や肌トラブルが起こるリスクがあります。
医療機関であれば医師が常駐しており早急な対応が可能なため、何かトラブルがあった際も安心して脱毛を行うことができます。
しかしその保証内容はどういったものなのか、適用範囲や費用はかかるのかなどはクリニックによって違うため、いざという時のために確認しておきましょう。
6.スタッフの照射技術
ヒゲ脱毛は肌質や毛質を見極めた上で、それぞれに最も効果的で、かつ最もリスクの少ない照射を行うために脱毛機の細かな設定や、デザインに対応するための照射技術が必要になります。
それにはある程度の脱毛の経験が不可欠です。
日々さまざまな美容治療のメニューをこなす美容総合クリニックよりも、脱毛を専門に行っているクリニックであればスタッフごとの照射技術に大きな差は生まれづらいということも念頭に置いておくと良いです。
3.ヒゲ(髭)脱毛にはメリットもたくさんある
ここまでにヒゲ脱毛の後悔をご紹介しましたが、後悔以上に挙げられるのが「ヒゲ脱毛」をして良かったというメリットです。
・ヒゲ処理にかかる費用の節約
・夕方には伸びてくるヒゲに悩まない
・シェーバー・カミソリ負けによる肌荒れからの解消
・青ヒゲがなくなる
・整えたヒゲがずっと維持できる
・清潔感のある印象を手に入れられる
・コンプレックスの解消で自信を持てる
4.まとめ
・脱毛の痛みが強い
・通院回数と費用がかかる
・脱毛中の肌トラブル
・脱毛中の肌のケアが面倒
・仕上がりに満足できなかった
・ヒゲを生やしたくなった
そういった後悔を未然に防ぐためには下記を事前に確認しておきましょう。
・痛みへの対策
・コース、追加料金
・予約状況
・保証期間
・肌トラブルへの保証
・スタッフの技術
ヒゲ脱毛にはメリットもたくさんあるため、正しい情報を身につけた上で、長い目で見た時に、自身がどういう選択をしたら良いのかを考えてみてください。