脱毛したい部位と言えば何だと思いますか?
男性脱毛の中で、不動の人気を誇るのは「ヒゲ」です。
実際にヒゲの煩わしさに悩まされている方は多いのではないでしょうか?
ヒゲの煩わしさを解消する手段として選択する人が増えた「永久脱毛」ですが、そもそも「永久的に脱毛」できるとされているのはニードル脱毛(針脱毛)と医療レーザー脱毛のみで、エステサロンで行える脱毛は減毛程度の効果にとどまります。
どうせなら「永久脱毛」したいと考えた時、1番懸念されるのは【痛い】ということです。
永久脱毛はその名の通り脱毛効果が高い分、痛みを強く感じやすく、その中でもヒゲは全身の部位の中でも強く痛みを感じるとされています。
しかし、その痛みを緩和させることも可能です。
そこで今回は、ヒゲの永久脱毛についてどれほどの痛みなのか、鼻下やあごなど部位ごとの痛さの違い、ヒゲの永久脱毛が痛いと感じる理由についてご紹介します。
痛みを抑える方法、緩和させる方法も紹介しますので、痛みを抑えた快適なヒゲ脱毛を行うための参考としてみてください。
目次
1.ヒゲの永久脱毛は痛みを伴う
ヒゲの永久脱毛は全身の中でも特に強い痛みを伴います。
一言でヒゲと言っても実際に部位によって変わる痛みとヒゲの永久脱毛が痛みを伴う理由をご紹介します。
1-1.【ヒゲの永久脱毛】痛い部位ランキング
鼻下やアゴなど部位によってその痛みの具合は変わってきます。
ここでは具体的にヒゲのどこの部位がどういった痛みを感じるのか、実際の体験者の声と合わせてランキング形式でご紹介します。
1位 鼻下(上唇周辺) ★★★★★
ヒゲの中でも特にヒゲが密集しているため、痛みを強く感じやすい部位です。
ただし、施術範囲が狭い分、施術時間も短くて済みます。
2位 あご(下唇周辺) ★★★★☆
鼻下よりも若干痛みは和らぎますが、それでもヒゲの密集具合で鼻下同等の痛みを感じる人が多くいます。
鼻下よりも少し範囲が広くなることがネックかもしれません。
3位 ほほ・もみあげ ★★★☆☆
鼻下やあごに比べると比較的に痛みのレベルは下がりますが、エラ部分等の骨ばっているところや、ほほの毛が濃いという方はまずまずの痛みを感じる部位でもあります。
4位 あご下 ★★☆☆☆
全身の他の部位に比べると痛みを感じやすいですが、他のヒゲに比べると比較的に痛みが弱い部位です。
ヒゲの他の部位は麻酔を使用する人が多いですが、あご下だけの場合は麻酔を使用しない人も多いです。
1-2.なぜヒゲの永久脱毛は痛いのか
永久脱毛とは、毛穴ひとつひとつに対して針を差し込み、毛穴奥深くある毛乳頭に電気を与えることで、毛根を死滅させるニードル脱毛(針脱毛)と、毛包に存在する毛を再生させる細胞(幹細胞)をレーザーによって破壊することにより「永続的な脱毛効果」を得る医療レーザー脱毛の2種類しかありません。
毛根や細胞を破壊する行為は医療行為にあたり、医師が存在しないエステサロンでの施術は法律で禁止されています。
毛根や細胞を破壊する行為は皮膚にダメージを与えるため少なからず痛みを伴います。
医療レーザーに関して言えば、毛の黒の色素に反応し熱を発しているため、太く濃い、密集しているヒゲにはより反応がしやすく、効果を感じやすい反面、強い痛みも感じやすくなります。
また、顔は全身の中でも皮膚が薄く、刺激に敏感な部位でもあるため余計に痛みを感じやすい傾向があります。
もちろん痛みへの耐性や毛量や、部位によって痛みの感じ方・大きさは異なるので、それぞれの痛みの具合に合った対策方法・緩和方法を選びましょう。
2.ヒゲ(髭)の永久脱毛の痛みを緩和する方法
ここまでにヒゲの永久脱毛の痛みについてご紹介しましたが、その痛みを緩和するために取れる手段があります。
【クリニックで行える方法】
スタッフの声かけ
些細なことではありますが、例えば痛い部位の医療レーザー脱毛の照射を行う際に「ここは痛いですよ」「あと少しで終わりますよ」等の声があるだけで心構えやモチベーションが変わってきます。
また、会話があることで意識を痛みでない方向に向かせることや、痛みを和らげる効果が期待できます。
スタッフが自分のペースに合わせた施術の間隔を調整してくれたり、小休憩を挟んでくれるので、強い痛みには我慢し過ぎずに、施術最中でもスタッフに申し出てみてください。
クーリング
施術前、施術中、施術後にご希望に応じてしっかりとクーリングを行います。患部を冷却することで照射後の炎症を抑えられるだけでなく、痛みも緩和する効果があります。赤みだけでなく強い痛みがある場合には、その場でクリニックに相談しましょう。
麻酔
出来る限り痛みを緩和した状態で施術を受けたいという場合には麻酔の使用も可能です。麻酔は医療機関だからこそ使用できる方法で、実際にヒゲの施術では多くの人が麻酔を使用しています。
手軽に塗れる塗布麻酔のタイプや、笑気麻酔などがあるので、クリニックの医師や看護師に相談しながら使用有無を決めましょう。
麻酔クリーム(皮膚麻酔)
塗るタイプの麻酔。使用する場合、塗布してから30分経たないと効果が現れない。
麻酔クリーム内の成分であるリドカイン(キシオロカイン)にアレルギーを持っていると、アレルギー反応を起こしてしまう可能性がある。
笑気麻酔(ガス麻酔)
ガスタイプの麻酔で、特殊な機械で吸入して使用する。
吸入すると次第にお酒に酔ったような“ほわ~ん”とした状態になることによって、痛みに対する不安を感じなくなり、痛みそのものも感じにくくなる。
【自分で行える方法】
クーリング
クリニックで行える方法でも紹介したクーリングですが、もし家に着いた後にそういった症状が起きた場合は、固く絞ったタオルや保冷剤をタオルで巻いたものなどで患部を冷やしましょう。
皮膚や体温を上げない(直射日光、入浴、激しい運動、過度なアルコール摂取等)
施術後は患部の皮膚がダメージを受けることで熱を帯びた状態になっています。そのため直射日光、入浴、激しい運動、過度なアルコール摂取等でさらに体温をあげてしまうと、さらに肌の赤みやヒリヒリ感を悪化させてしまう可能性があります。
※シャワー程度は問題ありませんが、入浴の際はタオルでこする等の患部への刺激は控え、手で優しく洗い流すようにしましょう。
保湿
肌の乾燥は皮脂分泌量の低下や角質細胞間脂質などの減少により角質の水分含有量が低下している状態です。これは肌のバリア機能が弱まっており、ダメージを受けやすくなっている状態で、これでは痛みを増幅させてしまいます。
ただでさえ顔は他の部位と比べ、皮膚が薄く乾燥を引き起こしやすい部位なので、日頃のケアが大切です。特にお風呂あがりの肌は入浴前よりも水分が不足し、敏感肌になりやすいため、10分以内を目安に保湿クリームや化粧水などで保湿を行いましょう。
3.まとめ
ヒゲの永久脱毛はニードル脱毛(針脱毛)と医療レーザー脱毛でのみ行うことができ、痛みは全身の中でも強く感じやすいです。
具体的には、【あご下<ほほ・もみあげ<あご<鼻下】の順で強い痛みを感じますが、痛みは緩和することも可能です。
【クリニックで行える痛みを緩和する方法】
・スタッフの声かけ
・クーリング
・麻酔(塗布麻酔、笑気麻酔 等)
【自分で行える痛みを緩和する方法】
・クーリング
・皮膚や体温を上げない(直射日光、入浴、激しい運動、過度なアルコール摂取等)
・保湿
ヒゲの永久脱毛は確かに痛みを伴います。
しかし、しっかりと対策を行うことで痛みの緩和は可能です。
ぜひこの記事をヒゲの永久脱毛を痛さを乗り越える参考にしてみてください。