ヒゲ(髭)脱毛の仕組みを徹底解説!仕組みが分かれば効果もわかる

近年、ヒゲ(髭)脱毛への注目が集まっています。
「レーザーを打つって聞いたけど危なくないの?」「なんで永久脱毛できるの?」ヒゲ脱毛についてこんな疑問をお持ちになっている方も多いのではないでしょうか。 

実は、一言に「ヒゲ脱毛」と言ってもそれには様々な種類があります。
その中で、永久脱毛が期待できるのは「医療レーザー脱毛」と「ニードル脱毛」の2つだけです。
では、これら2つの方法はどのような仕組みで脱毛効果を与えるのでしょうか。 

ヒゲ脱毛の仕組みを理解すれば不安も解されるでしょう。
是非ともヒゲ脱毛を検討する上での判断材料にしてください。

1.ヒゲ(髭)脱毛の仕組み

ヒゲ脱毛の仕組みを理解するためには、まず、ヒゲがどのようにして生えてくるのかを理解する必要があります。
ここで重要となるキーワードは「バルジ領域」と「毛乳頭」です。

この2つが発毛を司る部分であり、ヒゲを生やす諸悪の根源と言えます。

古いヒゲが抜けると、新しいヒゲを生やすために「バルジ領域」という部分から発毛のための因子が出されます。この発毛因子が毛穴の奥底にある「毛乳頭」まで下りていきます。

毛乳頭は毛細血管とつながっており、そこからタンパク質などヒゲを作るために必要な栄養を吸収しています。

栄養を吸収した毛乳頭は発毛因子へ細胞分裂を促す指令を送り、それを受けた毛母細胞は細胞分裂を繰り返し、毛穴の外に向かってヒゲを形成していきます。

つまり、「バルジ領域」か「毛乳頭」どちらかの働きを止めれば、ヒゲの成長を阻止することができるのです。 

ではその仕組みについて詳しくお伝えしましょう。

1-1.毛乳頭にダメージを与える

現在の脱毛の主流となっている方法です。
毛穴の奥底にある毛乳頭に対して、レーザーや電気の熱を与えることで毛乳頭の働きを止めるものです。

一定以上の熱を与えられた毛乳頭は固くなり、その働きを止めます。
焼肉などで焼きすぎてしまったお肉を想像していただければ、細胞や組織が固まってしまうのが分かりやすいかと思います。

 毛乳頭の働きを止めることで、毛母細胞への指令を絶ち、発毛をさせない仕組みです。
医療レーザー脱毛ではレーザーで、ニードル脱毛では微弱な電気を使って、毛乳頭に熱を与えます。

与えられた熱量が少ない場合、細胞の動きを止めることができないので、脱毛効果を得ることはできません。

では、それぞれの脱毛方法における熱の与え方を見てみましょう。

医療レーザー脱毛

黒いメラニン色素に反応するレーザーを使用し、ヒゲにレーザーを集める方法です。
ヒゲに吸収されたレーザーは熱に変換され、その熱が毛乳頭にダメージを与えます。

現在、多くの脱毛クリニックで採用されているのが、この医療レーザー脱毛です。 

ヒゲを通して毛乳頭に熱を与えるため、ヒゲと毛乳頭が繋がっていなければ脱毛効果を与えることができません。
ヒゲと毛乳頭が繋がっているのは、毛周期における「成長初期」と「成長期」のみです。

メラニン色素に反応するレーザーを使用しているため、日焼けの具合によっては火傷などのリスクが高まってしまい、照射を行えない場合があります。
また白髪などではレーザーが反応しないため、脱毛効果を与えることができません。

 短時間で広い範囲に照射ができるため、他の脱毛方法と比較して、少ない回数で脱毛を進めることができます。
また、永久脱毛効果を期待できるので、一度脱毛が完了してしまえばその後の施術が不要になるため、経済的にも優しい方法と言えます。

ニードル脱毛(針脱毛)

毛穴11つに針を挿入し、毛乳頭に微弱な電気を直接流す方法です。
この方法は今ではほとんど見かけることはありませんが、100年以上の歴史があり、医療レーザー脱毛が出てくる以前は脱毛の主流でした。 

毛穴11つに施術を行うため、全てのヒゲをニードル脱毛で処理しようとすると膨大な時間と費用が必要になります。

しかし、肌の色や白髪などに左右されずに脱毛効果を与えることができるため、医療レーザー脱毛では脱毛効果を与えられない部分にも効果的です。

1-2.バルジ領域にダメージを与える

発毛因子を発信する、バルジ領域にダメージを与える方法です。
熱を与えることで細胞の働きを止める考え方は、毛乳頭にダメージを与えるものと違いはありません。

バルジ領域が発見されたのは2000年頃であるため、まだ研究が未成熟な部分もありますが、毛乳頭よりも浅い部分にあるバルジ領域にダメージを与える仕組みは、毛乳頭にダメージを与えるものより比較的少ない痛みで済むことから、注目を集めています。 

バルジ領域にダメージを与えるには、医療レーザー脱毛機の中でも特殊な蓄熱式ダイオードレーザーを使用する必要があります。

文字通り、お肌に熱を蓄えることでバルジ領域にダメージを与えます。
熱を徐々に与え蓄えさせるので、脱毛箇所の上でハンドピースを何度も往復させる施術となります。 

この蓄熱式の脱毛機も、黒いメラニン色素に向けてレーザーを照射するので、基本的には成長初期と成長期の毛にしか効果を与えないとされています。

2.ヒゲ(髭)脱毛の効果

仕組みについてお話ししてきましたが、仕組みが分かれば効果についても気になるのではないでしょうか。

「脱毛」と聞くと、一瞬でツルツルになることを想像する方も多いかと思いますが、実は脱毛は1回で終わることはありません。

前章でお伝えした通り、毛乳頭にダメージを与える方法もバルジ領域にダメージを与える方法も、成長初期か成長期の毛にしか効果を示しません。

短時間で広い面積に照射ができる医療レーザー脱毛であっても、一度の施術で脱毛効果を与えられるのは、全体の1020%と言われています。
このため、ヒゲをある程度薄くするにも5回以上の施術が必要になる場合が多いです。

脱毛効果には個人差があるため、ツルツルにする場合は10回ほどの照射が必要になる場合もあります。
コース回数が多いクリニックも場合によっては良いかと思いますが、低価格で柔軟に照射ができるクリニックだと、効果を確かめながら脱毛を進められでしょう。

3.ヒゲ(髭)脱毛の前に気を付けること

効果的に脱毛を進めるためには、お肌の状態が健康である必要があります。

脱毛効果を得るためには、熱を利用して細胞にダメージを与えるため、主にお肌の水分量について注意する必要があります。

3-1.乾燥・お肌のケア

レーザーや電気の熱で細胞を焼くため、お肌の水分量が少ないと火傷を誘発するリスクが高くなってしまいます。
そういった場合、施術者はレーザーや電気の出力を下げ、火傷をしないような出力で脱毛を行います。

ヒゲに反応していれば脱毛効果は見込めますが、より効果的に脱毛を進めたい場合は、しっかりとお肌の保湿をし、少しでも高い出力で施術をする必要があります。 

また、施術後のお肌は施術の熱により乾燥状態になりやすく、一時的にお肌のバリア機能が弱くなってしまうため、肌トラブルを誘発するリスクが高くなります。
そのため脱毛前と同様、脱毛後にもお肌のケアが必要になります。

3-2.日焼けをしない

医療レーザー脱毛の場合、黒色に反応するレーザーを使用しているため、日焼けの具合によっては照射を行えないケースがあります。

肌が一定以上の黒さである場合、レーザーがお肌にも反応してしまい、強い痛みを感じやすく、また火傷のリスクが増してしまいます。

そのため、多くの脱毛クリニックでは充分な脱毛効果をだすために、患者様に日焼けを避けるようにアナウンスすることがほとんどです。

3-3.ヒゲを抜かない

最初にお伝えした通り、毛穴にヒゲがなければ脱毛効果を与えることはできません。
そのためヒゲを抜いてしまうことは、脱毛を妨げる行為と言えます。 

また、ヒゲを抜くことで、毛穴やお肌にも強いストレスがかかり、肌荒れや毛嚢炎、ニキビを引き起こしてしまう可能性があり、これらの肌トラブルがある部分は、施術を見送る場合があります。

充分な脱毛効果を得るためには、ヒゲを抜くことはすべきではありません。

4.まとめ

ヒゲ脱毛には毛乳頭にダメージを与える方法とバルジ領域にダメージを与える2種類があります。
これらは、毛穴内のヒゲを目印にすることで細胞へ熱を与えます。

そのため、脱毛効果を得るためには、毛穴内にヒゲがある時期に施術を行う必要があります。その「毛穴内にヒゲがある時期」は毛周期における「成長初期」と「成長期」のみです。
この時期を狙って施術を行いましょう。

医療レーザー脱毛の場合、5回の照射を行えばヒゲはしっかり薄くなるでしょう。
しかし、脱毛効果には個人差があるため、しっかりツルツルにしたい場合などは10回以上の照射が必要な場合もあります。
コースの回数が多いクリニックも良いですが、少ない予算で照射回数を増やせるようなクリニックがおすすめです。

脱毛をするには、細胞を破壊するほどの熱を使用するため、お肌の水分量が少ないと火傷を誘発してしまう場合があります。
また、医療レーザー脱毛などは黒色に反応するレーザーを使用しているため、日焼けの具合によっては、レーザーがお肌にまで反応してしまい、強い痛みを伴いやすい他、こちらも火傷のリスクが高まってしまいます。

ヒゲの脱毛の仕組みや、それに伴う注意点をここまでお伝えしてきました。
ヒゲ脱毛への不安がこれで解消されれば幸いです。

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