「ヒゲ脱毛を検討しているけど、注意することはあるの?」「ヒゲ脱毛にはリスクや副作用があるみたいだけど、他に注意点はあるの?」そんな不安を抱く方も多いのではないでしょうか?
注意点を把握していないと、思わぬ落とし穴に引っ掛かりそうで、不安ですよね。
実際、ヒゲ脱毛を行う上で、注意すべき点はいくつかあります。
特に「プロに任せる方法」である、エステ脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛の3つは、費用も高くなるので、心配事が多いかと思います。
心配事を解消するために注意点を知ろうにも、そういった点をしっかりと説明してあるホームページはまれです。
そこで今回は、プロに任せるヒゲ脱毛の注意点について取り上げます。
ヒゲ脱毛の注意点を把握して、安心してヒゲ脱毛に臨めるよう、参考にしてください。
目次
1.ヒゲ脱毛の注意点
ヒゲ脱毛には様々な注意点があります。
ここでは実際にヒゲ脱毛を受ける前に確認すべき注意点についてお伝えいたします。
1-1.得られる効果は方法によって変わる
冒頭で、プロに任せるヒゲ脱毛には、様々な方法があることをお伝えいたしました。
方法が違うと脱毛で得られる効果も変わってきます。
プロに任せるヒゲ脱毛について、得られる効果と方法をまとめると以下のようになります。
効果 | 方法 |
一時的な除毛・抑毛 | エステ脱毛 |
永久脱毛 | 医療レーザー脱毛 |
ニードル脱毛 |
それぞれの効果の特徴は以下のようなものになります。
一時的な除毛・抑毛
ヒゲを一時的に薄くするものです。
ヒゲにダメージを与えることでヒゲを細くし、また成長速度も遅らせることができます。
一時的な効果であるため、除毛・抑毛効果を持続させるためには施術を受け続ける必要があります。
そのため、施術回数はかさみやすく、長期的にみると費用などもかかりがちです。
永久脱毛
発毛に関わる細胞を破壊し、ヒゲを生えなくさせる方法です。
すぐにツルツルになる印象を受けるかもしれませんが、複数回の施術を行い、徐々にヒゲを薄くしていきます。
細胞を破壊するので一度脱毛が完了してしまえば、その後施術を受ける必要はありません。
しかし、二度と元の濃さには戻らないので、本当にヒゲを無くして良いのか、よく考えてから施術を受けると良いでしょう。
このように、得られる効果はそれぞれ特徴が違いますので、自分が求める効果がどちらなのかを考えると良いでしょう。
今はヒゲを無くしたいけど将来は生やしたい人は一時的な除毛・抑毛効果を、ヒゲが二度と生えて来なくて良い人は、永久脱毛効果を選ぶと良いでしょう。
1-2.痛みが伴う
脱毛はヒゲや発毛細胞にダメージを与えるため、少なからず刺激が伴います。
特にヒゲの場合、他の体毛と比べて非常に太く根深いため、脱毛の刺激を受けやすくなっています。
脱毛方法と痛みについてまとめると以下になります。
方法 | 痛み |
エステ脱毛 | 輪ゴムをはじいた程度の痛み |
医療レーザー脱毛 | 手持ち花火を押し付けられる痛み |
ニードル脱毛 | 剣山で刺されるような痛み |
発毛細胞を破壊する医療レーザー脱毛や、毛穴に針を挿入するニードル脱毛は、強い痛みが伴いやすいです。
これと比較すると、エステ脱毛は一時的な除毛・抑毛効果であるため、刺激や痛みは少ないと言えます。
しかし、医療機関で行われる医療レーザー脱毛やニードル脱毛の場合、痛みの軽減方法として麻酔の使用が可能です。
また、各クリニックやエステサロンで、施術部位のクーリングや比較的痛みの少ない脱毛機の使用など、様々な痛み対策を行っています。
痛みが気になる方は、希望のクリニックやエステサロンがどういった痛み対策を行っているのかを確認すると良いでしょう。
1-3.リスクや副作用の理解
脱毛にはリスクや副作用が伴います。
必ずしも起こるものではありませんし、万が一起こったとしても、適切な対処をすればしっかりと治るものです。
主なリスクや副作用として、泥棒髭、毛嚢炎、浮腫みなどが挙げられます。
こういったリスクや副作用が気になる場合は、クリニックでの施術がおすすめです。
クリニックで行っている医療レーザー脱毛やニードル脱毛は、医療従事者が施術をするため、万が一リスクや副作用に見舞われても、適切な処置を迅速に受けることができます。
また、クリニックによってはこういった肌トラブルに対して無料保証制度を設けている場所もあるので、確認してみると良いでしょう。
ヒゲ脱毛のリスクや副作用についてはこちらをご覧ください。
1-4.照射前の剃毛の有無
ヒゲ脱毛の施術を受ける場合、施術前にヒゲの剃毛が必要な場合があります。
剃毛が必要 | 医療レーザー脱毛 |
エステ脱毛 | |
剃毛は不要 | ニードル脱毛 |
医療レーザー脱毛とエステ脱毛は、ヒゲにレーザーや光を照射することで熱を与え、その熱を利用して発毛細胞やヒゲにダメージを与えます。
このことから、ヒゲの体積が大きくなると過剰に熱を帯びてしまい、火傷の原因となってしまいます。
そのため医療レーザー脱毛とエステ脱毛では、施術前に剃毛をすることが決まりとなっています。
剃毛を忘れていると施術者が剃毛をするのですが、クリニックやエステサロンによっては、その際に「剃毛料」が発生してしまうので、注意が必要です。
対して、ニードル脱毛の場合、剃毛は必要ありあせん。
ヒゲがある場所を目視で確認することで毛穴の場所を特定しているので、むしろ1cmほど伸ばす必要があります。
脱毛方法によって剃毛が必要なのか不要なのか、確認しておきましょう。
2.注意点の他に確認すべきこと
ここまでヒゲ脱毛の注意点についてお伝えしてきました。
ここではヒゲ脱毛における注意点の他に、確認しておいた方が良いことについてお知らせします。
2-1.ヒゲ脱毛を受けられない場合がある
肌やヒゲの状態、体質などによっては脱毛を受けられない場合があります。
ここではそれらのケースについてお伝えいたします。
一定以上の日焼け
医療レーザー脱毛やエステ脱毛は、黒色(メラニン色素)に反応する、特殊なレーザーや光を使用しています。
そのため、日焼けの具合によってはレーザーや光がお肌にまで反応してしまい、火傷のリスクが高くなってしまうことから、照射を断られる場合があります。
ニードル脱毛の場合は肌の色は関係ありませんが、医療レーザー脱毛やエステ脱毛を受ける際は日焼けについて充分に対策をする必要があります。
炎症を起こしているニキビ
ニキビは、毛穴に皮脂などが詰まってしまっている状態です。
皮脂の詰まりが毛穴を刺激し、ニキビが炎症を起こしてしまうと注意が必要になります。
脱毛はヒゲや毛穴、お肌に刺激を与えてしまうため、ニキビやその周辺に施術をするとニキビの状態が悪化してしまう可能性があります。
このため、ニキビやニキビ周辺への施術は避けることがほとんどです。
効果的にヒゲ脱毛を進めたい場合は、日頃からスキンケアを行うことをおすすめいたします。
ヒゲ脱毛とニキビの関係についてはこちらをごらんください。
白髪
医療レーザー脱毛とエステ脱毛は、黒色にのみ反応して脱毛効果を与えるため、白髪には脱毛効果を与えることができません。
白髪を脱毛したい場合はニードル脱毛を受けるようにしてください。
体質・持病
ヒゲ脱毛はお肌や細胞に刺激を与えるものであるため、ケロイド体質の方や光過敏症の方などは施術を断られる場合があります。
アトピー性皮膚炎の方などは、炎症の具合によっては施術が可能なこともあります。
多くのクリニック・エステサロンでは無料カウンセリングを行っているので、体質や持病について気になることがある場合は、カウンセリングの際に確認すると良いでしょう。
2-2.予約の取りやすさ・施術時間
クリニックやエステサロンで施術を希望する場合、ほとんどが事前予約となります。
場合によっては自分の希望するタイミングで照射の予約が取れないこともあるので、契約する際には、そのクリニックやエステサロンの予約の取りやすさについて確認すると良いでしょう。
エステサロンの場合は初回の方専用の予約枠などが設定されている場合もあり、そのせいで2回目以降の予約が取りずらくなるケースもあるので、希望する場所がどのような予約システムなのか注意しましょう。
また、施術の時間が長く、拘束時間が多く必要になってしまっては、予約が取りにくくなるでしょう。
施術時間は脱毛方法に寄る所が大きいです。
ニードル脱毛の場合は、時間や針の本数によって料金が決まるので、1回の施術を自分の希望する時間で行うことができるでしょう。
医療レーザー脱毛やエステ脱毛の場合は、予約時の照射部位によって時間が決まるので、ヒゲを施術するのに希望する場所ではどの程度の時間が必要になるかを確認しましょう。
2-3.施術後の配慮
ヒゲ脱毛は熱を利用して、ヒゲや発毛細胞に作用するものです。
そのため、体は少なからずダメージを受けていることから、ヒゲ脱毛後には体に対して配慮が必要となります。
ここではどういった配慮が必要になるかをお知らせいたします。
体温の上昇を避ける
脱毛は熱を利用して発毛細胞やヒゲにダメージを与えるものです。
そのため、施術直後はお肌が炎症を起こし、痒みやヒリヒリ感を覚えることがあります。
この症状は体温が上昇するとより強いものとなってしまうため、激しい運動や飲酒、入浴や辛い食べ物を食べるなど、体温が上昇してしまう行為は控えるようにしてください。
体の一部である細胞やヒゲがダメージを受けているので、ヒゲ脱毛後は安静に過ごすようにしましょう。
スキンケアをする
ヒゲ脱毛を受けたお肌は、熱を受けることで一時的に乾燥状態になります。
お肌が乾燥状態になると、本来皮膚が持っているバリア機能が弱まってしまいます。
バリア機能が弱まったお肌は、細菌や刺激に弱くなるため、ニキビや毛嚢炎、肌荒れなどを誘発しやすい状態です。
これらを予防するために、ヒゲ脱毛後はスキンケアをするようにしましょう。
化粧水や乳液を使うことでお肌を保湿することができるので、脱毛を受ける際は揃えておくと良いかもしれません。
無理に剃ろうとしない
医療レーザー脱毛やエステ脱毛を受けると、お肌が浮腫むことでヒゲが埋もれてしまい、剃りにくくなることがあります。
また、照射後5日頃まで一時的にヒゲが濃くなってしまったように感じる時期があります。
実際に濃くなったわけではなく、皮膚内のヒゲが、レーザーや光の刺激で膨張してしまい、それが透けて見えている状態です。この状態を「泥棒髭」と言います。
泥棒髭は膨張して密度が薄くなっているせいか、ハリやコシが無く、非常に剃りずらいもので、いつもよりも満足にヒゲを処理することが難しくなっています。
また、皮膚内のヒゲが透けてみえているので、見た目においてもいつもより剃れていない印象を受けることが多く、ついつい無理矢理ヒゲを剃ろうとしてしまうことが多いようです。
しかし、強引にヒゲを処理しようとすると、お肌や毛穴に強い負担をかけてしまったり、酷い場合はお肌を切ってしまうこともあります。
この時期に、無理にヒゲを処理する行為は肌トラブルの原因となるので、避けてください。
泥棒髭は一定期間が経過すれば自然と抜け落ち、解消されます。
経過の確認
ヒゲ脱毛には様々なリスクや副作用があることは前述しました。
これらの症状が出ていないか、確認するためにも照射後の経過観察は必要です。
また、医療レーザー脱毛やエステ脱毛の場合「打ち漏れ」について確認する必要があります。
レーザーや光を照射されたヒゲは、1ヵ月の間に抜け落ちていきます。
この時、一列のライン状やかたまりでヒゲが残っていた場合、打ち漏れの可能性があります。
クリニックやエステサロンによっては、打ち漏れに対して無料保証を用意しているので、すぐに連絡をして確認してもらいましょう。
3.ヒゲ脱毛の当日に持参すると便利なもの
ここではヒゲ脱毛の注意点とは別に、ヒゲ脱毛当日に持参しておくと便利なものをご紹介します。
シェーバー
医療レーザー脱毛やエステ脱毛を受ける場合、事前の剃毛が必要になります。
普段のヒゲ剃りに使っているT字カミソリや電気シェーバーを持参すると、照射の直前に剃毛をすることができ、より効果的にヒゲ脱毛を受けることができます。
直前に剃毛をする場合は、剃り残しが無いようにしましょう。
マスク
ヒゲ脱毛後は、熱の影響でお肌が赤みを帯びることがほとんどです。
そういった症状が気になる方は、マスクを着用することでそれを隠すことが可能です。
また、日焼けの予防や外気の刺激からも守ってくれるので、照射後にマスクをつけることはおすすめです。
日焼け止め
照射後のお肌は脱毛による刺激を受けており、一時的に弱っており、紫外線など外からの刺激に敏感になっています。
そういった刺激を軽減するための手段として、日焼け止めを持参しておくと良いでしょう。
ヒゲ脱毛終了後、帰り際に日焼け止めを塗ることで、紫外線などの刺激をやわらげてくれます。
4.まとめ
ヒゲ脱毛の注意点についてお伝えしてきました。
ヒゲ脱毛を受けえる場合、気にすべき注意点は以下です。
【ヒゲ脱毛前の注意点】
・効果の違い
・痛みが伴う
・リスクや副作用の理解
・照射直の剃毛の有無
また、ヒゲ脱毛における注意点の他に、確認しておくと良いこともお伝えしました。
・ヒゲ脱毛が受けられないケース
・予約の取りやすさ、施術時間
・ヒゲ脱毛後の配慮
ヒゲ脱毛当日にあると便利なものもあります。
・シェーバー
・マスク
・日焼け止め
これら注意点をしっかり把握していただき、不安を解消してヒゲ脱毛にチャレンジしてください!