「毛を無くしたいけどカミソリ負けしやすい」「海やプールに行く時や、温泉に行く時だけムダ毛を無くしたい」という男性も多いのではないでしょうか?
カミソリで処理する場合は肌荒れのリスクがあり、全身をカミソリで処理するとなると面積が広く、あまりに多くの時間を必要としてしまいます。
また、剃ってもすぐに生えてきてしまい、チクチクと感じることを不快に思う人もいるでしょう。
そういった解決策のひとつとして、「脱毛クリーム」を挙げることができます。
しかし脱毛クリームにも、使ってはいけない部位や、それぞれの部位に合った商品があります。
そこで今回は、薬局や通販などでも手軽に購入できるおすすめの脱毛クリームを部位別にピックアップしてみました。
脱毛クリームを使ったことのない男性でも分かりやすいように、脱毛クリームの効果や使用方法などを解説していきます。
メリットやデメリットも記載しておりますので、ぜひとも参考にしてみてください。
目次
0.脱毛クリームで永久脱毛はできません
結論から申し上げると、脱毛クリームには永久的な脱毛効果はありません。
近年、ネット広告などで「永久脱毛クリーム」などと効果の高さを謳っている商品が販売されていますが、実際には永久的な脱毛効果はなく、厳密には“除毛クリーム”と言います。
医療機関(クリニック)以外で行うエステ脱毛や家庭用脱毛機、ワックス脱毛などもすべて一時的な抑毛・除毛・減毛効果にとどまります。
そもそも永久脱毛とは、体内の細胞を破壊する医療行為にあたるので、法律上、医療機関でしか受けることができない決まりとなっています。
実際に、厚生労働省は以下のような通知を行っています。
第1 脱毛行為等に対する医師法の適用
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為
(出典:https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/kyougikai/h15/documents/131109-a.pdf)
上記のことを踏まえて、きちんと脱毛の効果を求めるのであれば医療機関での脱毛をおすすめします。
医療脱毛について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
脱毛を検討中のメンズ必見!お得に効果を最大化する「医療脱毛」の全て
1.【部位別】おすすめの脱毛(除毛)クリーム
脱毛(除毛)クリームは、毛を無くしたい部位にクリームを塗り、時間を置いてからクリームを洗い流す、もしくは拭き取ることで、一時的に毛を無くすことができるというものです。
脱毛サロンやクリニックへ行く時間がないときや自宅でムダ毛処理を行いたいという人に脱毛(除毛)クリームはおすすめです。
脱毛(除毛)クリームとはいっても、種類がたくさんあるので、どれを選んだらいいのかわからないという男性のために部位別におすすめの脱毛(除毛)クリームをご紹介いたします。
※顔への使用は禁止としている商品がほとんどです。顔に使用できると記載されていても、注意書きをよく読み、誤って目や口に入らないよう注意する必要があります。
1-1.手足・ワキ
手足やワキの処理におすすめしたい“手に汚れがつきにくい”チューブタイプの商品をまとめました。
●Veet Men バスタイム除毛クリーム(150g)
価格:1,143円
・世界で売上・シェアNo.1を誇る除毛ブランド
・男性の剛毛なムダ毛にも効果が期待できる男性専門の除毛クリーム
・手が汚れないよう塗布用のスポンジがセット
・保湿成分のアロエベラ配合
●Not menu ZOA(200g)
価格:2,000円
・手が汚れないための専用のヘラ付き
・厚生労働省の許可を取った安心の医薬部外品の薬用商品
・容器も成分も全て日本製で安心
1-2.胸・腹・背中
胸や腹、背中など広範囲の部位を処理したい人におすすめの大容量な商品を中心にまとめました。
●Theプレミアム EPI(500g)
価格:5,990円
・広範囲の部位にもたっぷり使える大容量の500g
・片手でも使えるポンプ式
・男性はもちろん、女性も使える男女兼用の商品
・安心の日本製
●アメージングクラフト 除毛革命(380g)
価格;1,580円
・広範囲の部位にもたっぷり使える大容量の380g
・手が届かない部位を塗るのに便利な木製スパチュラ付き
・薬品特有のニオイを改良し、爽やかなシトラスの香りを採用
1-3.陰部(VIO)
ビキニラインなど、陰部の使用も可能を記載されている商品をまとめました。
※陰部の使用ができるとはいっても、肌への影響が全くないわけではないので、他の部位よりも注意を払う必要があります。
●HMENZ(メンズ)除毛クリーム(210g)
価格:2,980円
・低刺激でデリケートゾーンな部位にも使用できる
・グリチルリチン酸2Kやアロエエキスなど、保湿・肌荒れ防止成分配合
・特有のニオイを独自の方法で極限まで抑えてあるので安心
●BODIO リムーバークリーム(200g)
価格:2,480円
・アロエエキスや大豆エキスなど肌にやさしい保湿成分配合で、デリケートゾーンにも使用可能
・女性も使えるユニセックス商品
・安心の国産原料を使用
2.脱毛(除毛)クリームの使い方
除毛クリームの正しい使い方を写真付きでご紹介します。
2-1.パッチテストを行う
パッチテストとは、自分でアレルギーの有無やかぶれやすい体質かどうかを確認するテストのことをいいます。
使用しようとしているクリームと、自分のお肌の相性を確認するようにしましょう。
1.10円玉サイズほどのクリームを出します。
2.二の腕の内側にクリームを塗り、商品に記載されている時間を目安に待ちます
おおむね5~10分程度
※クリームを塗った時点で肌に異常を感じたら、使用を止めすぐに洗い流しましょう
3.濡らした脱脂綿やティッシュなどでクリームを拭き取ります
4.水やぬるま湯でよく洗い流します
5.24時間程経過するまで、かゆみや赤みなどの反応がないか、様子をみます
24時間後、塗布部分になにも異変がなければ使用しても問題ありません。
2-2.除毛する部位の水分をしっかりとる
パッチテストが終わったら、いよいよ除毛する手順に入ります。
まずは、除毛したい部位が乾いているか確認しましょう。
肌が濡れている状態で除毛クリームを使用すると、除毛効果が弱まり、さらには仕上がりにムラが出来てしまう原因にもなります。
お風呂場で使用される方も多いと思いますが、除毛クリームを使用する大原則として、肌の水分をしっかり拭きとり、乾いた状態で使用しましょう。
2-3.クリーム塗布
除毛したい部位にクリームを塗布します。
この時、薄く伸ばしてしまうのではなく、均一に3~5ミリほどの厚さになるようたっぷりとクリームを塗布していきます。
手で塗り広げても良いと記載されている製品以外は、木製のアイスキャンディー棒やスポンジなどを使用することをおすすめします。
“筆者のおすすめアイテム”
- ●木製 アイススティック棒(50本束)
- 価格:154円
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2-4.クリームの浸透を待つ
クリームを塗り終えたら、説明書で指定されている時間を目安に放置します。
しばらくすると、毛が縮れてくるのが目で見て分かります。
2-5.クリームを拭き取る
時間が経ったら、濡らした脱脂綿やティッシュなどでクリームを拭き取ります。
拭き取る際に、強くこすってしまうと肌にダメージを与えてしまうので、優しく拭き取るようにしてください。
2-6.水かぬるま湯でよく洗い流す
最後に、水かぬるま湯でクリームを洗い流したら完了です。
除毛クリーム使用直後は、肌が乾燥しやすい状態なので、普段使っているボディクリームや化粧水などのスキンケア用品で保湿をしましょう。
ただし、アルコールを含んだ化粧水は刺激が強いため、使用は避けたほうが良いでしょう。
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3.脱毛(除毛)クリームのメリット・デメリット
ムダ毛の処理方法は多種多様ですが、自宅で簡単に使用できるアイテムとして脱毛(除毛)クリームがあります。
しかし、脱毛(除毛)クリームに関する様々な情報が飛び交っているため、今回は購入前に知っておきたい脱毛(除毛)クリームのメリット・デメリットについてまとめてみました。
3-1.メリット
脱毛(除毛)クリームのメリットは大きく3つ挙げられます。
・即効性がある
・仕上がりがきれい
・持ち運びできる
ここではそれぞれについて解説していきます。
即効性がある
脱毛(除毛)クリームの最大のメリットともいえるのが見た目の即効性です。
そのため海や温泉などの急なイベントの誘いで、今日中にムダ毛を処理したいという場合でも、一時的にムダ毛を無くすことができます。
また、サロンやクリニックへ出向く必要がないため、自宅に居ながら好きなタイミングでムダ毛処理が可能です。
仕上がりがきれい
カミソリなどでムダ毛処理をした際、黒い毛がポツポツと肌の表面に残ってしまうことがありますが、脱毛(除毛)クリームは毛穴ギリギリの毛まで溶かすことができるので、きれいな仕上がりが期待できます。
また、脱毛(除毛)クリームは毛を溶かす性質上、毛の先が丸く処理されるので、チクチクしにくいと言われています。
今までカミソリ後のチクチクが気になっていた人やカミソリ負けで肌が荒れていたと感じていた人は脱毛(除毛)クリームを使用してみても良いかもしれません。
持ち運びができる
ふた付きのチューブなどに入っている脱毛(除毛)クリームは、旅行先や出張などにもコンパクトなので持ち運びしやすいです。
特に、電気シェーバーように電源や電池など付属品を持っていく必要もありませんし、短時間でムダ毛処理できるので、一緒に旅行している人にムダ毛処理をしていると気づかれる心配もないでしょう。
3-2.デメリット
脱毛(除毛)クリームのデメリットは以下の4つです。
・肌トラブルが起きる可能性がある
・臭いがきつい
・使用できる範囲が限られている
・継続的に使用すると費用が高くつく
肌トラブルが起きる可能性がある
脱毛(除毛)クリームは、毛を溶かす成分が含まれています。
いくら安全性が高いとはいっても、ムダ毛だけでなく肌にも触れることになりますので、肌が弱い人だと赤みやかゆみが出たり、ピリピリと感じたりする場合があります。
脱毛(除毛)クリームを肌に塗った際、少しでも異常を感じたらすぐに洗い流し、使用を中止しましょう。
また、肌全体に使用する前に、パッチテストを行うことを強くおすすめします。
臭いがきつい
脱毛(除毛)クリームには、チオグリコール酸カルシウムと呼ばれるパーマ液などにも使われている成分が含まれており、すこしツンとした臭いがします。
そのため、狭い場所や窓を閉め切った場所で使用すると匂いがこもり、体調が悪くなる場合もあります。
脱毛(除毛)クリームの中には、グレープフルーツやフローラルなどの香料を混ぜている商品もありますが、ツンとした臭いが全くしなくなるというわけではありません。
使用できる範囲が限られている
今のところ、ヒゲに使用できる安全な脱毛(除毛)クリームはありません。
また、商品によっては、使用できる範囲が限られているものもあります。
近年では、ヒゲに使用不可の脱毛(除毛)クリームをヒゲに使ってみたといった動画を上げている人もいますが、顔の肌は他の部位よりもデリケートであるため、肌トラブルが起こる可能性が非常に高いので真似しないようにしてください。
継続的に使用すると費用が高くつく
脱毛(除毛)クリームは、安いものであれば1,000円程度で購入でき、初期にかかる費用はエステやクリニックで行う脱毛よりもかなり抑えられます。
しかし、ムダ毛のない状態を保とうとすると、週1回ペースなどで使用しなければならず、長期的な面で考えた場合に費用がかさみます。
たとえば、1,000円の除毛クリームを月に1回購入し続けるとすると、『1ヶ月1,000円×12ヵ月=12,000円』年間12,000円の出費となります。
それを生涯に換算した場合、『年間12,000円×60年間=720,000円』生涯でおよそ720,000円の出費となります。
このことから、長期的に使用をする場合はデメリットと言えるでしょう。
4.まとめ
部位別におすすめの脱毛(除毛)クリームをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
脱毛(除毛)クリームは即効性があるので、海や温泉などに行くことが急に決まっても安心です。
その反面、肌が弱い人が使用する場合は、肌荒れのリスクがあることを知っておく必要があります。
また、永久的な脱毛効果はないため、長期的に考えた場合には医療機関で永久脱毛をした方がお得にムダ毛を無くすことができます。
ムダ毛とおさらばすることで、自分に自信がもてるように、自分に合った脱毛(除毛)クリームをお探しください。