海やプール、温泉など不特定多数の前で上半身を露出する場。
ギャランドゥが気になって思うように楽しめないということはないでしょうか。
実際にギャランドゥは女性から見てもあまり良い印象とは言えず、当編集部が行ったアンケート(※)において、「恋人に脱毛してほしい部位はどこですか?」と「恋人以外に脱毛してほしい部位はどこですか?」では共にヒゲ、胸毛に次ぐ3番目に多い回答となりました。
このように周りから好印象とは言えないギャランドゥを、いざ解消しようと思った際に、取れる手段は大きく分けて3つあります。永久脱毛(医療レーザー脱毛・針脱毛)、抑毛(エステ脱毛・家庭用脱毛機)、除毛(ワックス脱毛や脱毛クリーム等)です。
しかし選ぶ脱毛方法によっては思っていた効果が得られず、いつまで経っても悩みが解消できないということも起こりえます。
そこで今回はギャランドゥの脱毛を考えた際に取れる方法一覧とその方法が選ばれるニーズや平均費用、メリット・デメリットなどの詳細をご紹介します。
ぜひこの記事を読んで自分にあったギャランドゥの脱毛を見つけ、悩みを解消する糸口としてみてください。
※実施期間:2016年12月25日~2018年2月1日
調査方法:インターネット調査
対象者;脱毛経験女性
有効回答数:231
目次
1.ギャランドゥを脱毛する方法一覧【早見表】
ギャランドゥをいざ脱毛したいと考えた時、様々な方法を選択することが可能です。
自分がどこまでの効果を求めるのか、痛みや通う期間など何を重視するかで、選ぶべき方法も変わってきます。
ニーズ
永久脱毛 医療レーザー脱毛 ・できるだけ早くギャランドゥをなくしたい
・永久的にギャランドゥをなくしたい
・ギャランドゥを一気に処理したいニードル脱毛(針脱毛) ・金銭的に余裕がある
・永久的にギャランドゥをなくしたい
・ギャランドゥの一部をなくしたい抑毛 エステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛) ・時間に余裕がある
・痛みに弱い
・通いやすさ重視家庭用脱毛器 ・自宅で済ませたい
・自分のタイミングで脱毛したい除毛 ワックス脱毛 ・自宅で済ませたい
・今すぐに毛をなくしたい
・一時的に毛をなくしたい除毛クリーム ・自宅で済ませたい
・今すぐに毛をなくしたい
・一時的に毛をなくしたい回数
永久脱毛 医療レーザー脱毛 5~6回 ニードル脱毛(針脱毛) 5~6回 抑毛 エステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛) 8~12回 家庭用脱毛器 15回以上 除毛 ワックス脱毛 終わりなし 除毛クリーム 終わりなし 平均費用
永久脱毛 医療レーザー脱毛 3~9万円 ニードル脱毛(針脱毛) 1本108円~ 抑毛 エステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛) 5万円~ 家庭用脱毛器 3~7万円 除毛 ワックス脱毛 2,000円~ 除毛クリーム 2,000円~ 期間
永久脱毛 医療レーザー脱毛 1~2年 ニードル脱毛(針脱毛) 1~2年 抑毛 エステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛) 2~3年 家庭用脱毛器 2年以上 除毛 ワックス脱毛 終わりなし 除毛クリーム 終わりなし メリット
永久脱毛 医療レーザー脱毛 ・永久脱毛の効果がより期待できる
・広範囲にわたるギャランドゥを一気に処理できる
・医師や看護師が常駐しているため、安全性が高い
・医療機関のみでしか取り扱えない麻酔の使用が可能ニードル脱毛(針脱毛) ・永久脱毛の効果がより期待できる
・医療レーザー脱毛では処理できない白髪にも適している
・医師や看護師が常駐しているため、安全性が高い
・医療機関のみでしか取り扱えない麻酔の使用が可能抑毛 エステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛) ・プロによるムラのない脱毛ができる
・2~3年通えば、毛の生えてくるペースが遅くなり、自己処理の手間が省ける
・キャンペーンが多く、格安で脱毛できる家庭用脱毛器 ・衛生面で安心
・いつでも気軽に使用できる
・予算や希望に合った製品を選べる除毛 ワックス脱毛 ・いつでも気軽に使用できる
・即効性がある
・カミソリより自己処理の回数が少なくて済む除毛クリーム ・いつでも気軽に使用できる
・即効性がある
・痛みがないデメリット
永久脱毛 医療レーザー脱毛 ・白髪には脱毛効果が得られない
・過度な日焼けをした肌には照射ができない
・個人差はあるが、部位によっては強い痛みを伴うニードル脱毛(針脱毛) ・かなりの時間を費やす
・その他の脱毛方法と比較をすると費用が高い
・長時間強い痛みを伴う
・技術者が少ない抑毛 エステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛) ・時間がかかる
・医療機関ではないため、火傷や肌荒れなどのトラブルに処置ができない
・永久的な脱毛効果はない家庭用脱毛器 ・時間がかかる
・永久的な脱毛効果はない
・肌を痛めてしまう危険性がある
・仕上がりにムラがでてしまう可能性がある除毛 ワックス脱毛 ・脱毛、抑毛の効果はなくすぐ生えてくる
・毛を抜く際に強い痛みが伴う
・内出血やかぶれが発生する危険性がある除毛クリーム ・脱毛、抑毛の効果はなくすぐ生えてくる
・かぶれや赤みが発生する危険性がある注意点
永久脱毛 医療レーザー脱毛 ・日焼けした肌、ほくろやタトゥーがある箇所には、火傷のリスクが高まるため、照射できない
・脱毛前の毛抜きでの処理は脱毛効果が得られなくなるためNGニードル脱毛(針脱毛) ・毛が生えている状態でないと脱毛できないため、施術前の自己処理や毛抜きはNG 抑毛 エステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛) ・日焼けした肌、ほくろやタトゥーがある箇所には、火傷のリスクが高まるため、照射できない
・脱毛前の毛抜きでの処理は脱毛効果が得られなくなるためNG家庭用脱毛器 ・強い光から目を守るために、サングラスを着用必須
・日焼けした肌、ほくろやタトゥーがある箇所には、火傷のリスクが高まるため、照射できない
・脱毛前の毛抜きでの処理は脱毛効果が得られなくなるためNG除毛 ワックス脱毛 ・ワックス脱毛後は皮膚表面に毛が見えないので、生え揃うまで永久脱毛、抑毛ができない 除毛クリーム ・皮膚に良くないとされるアルカリ薬剤を使用している
・脱毛クリーム後は皮膚表面に毛が見えないので、生え揃うまで永久脱毛、抑毛ができない
2.ギャランドゥを確実になくすなら医療脱毛を選択
前章で紹介したように「確実にギャランドゥをなくしたい」、「永久脱毛したい」と思っているならば、方法は医療行為として扱われるニードル脱毛(針脱毛)・医療レーザー脱毛の「医療脱毛」しか道はありません。
医療脱毛は、医療機関のみに使用することが許されており、もちろん施術も医療従事者が行います。
医療レーザー脱毛
- 黒い色素(メラニン)にのみ反応するというレーザーの特性を利用し毛根にダメージを与える事で永続的に脱毛効果を持続させる方法
ニードル脱毛
- 毛穴ひとつひとつに対して針を差し込み、毛穴奥深くある毛乳頭に電気を与えることで、毛根を死滅させる脱毛方法
2-1.1回でギャランドゥは完全に無くなるわけではありません。
医療脱毛の場合、脱毛が完了するまでに少なくとも5回の施術を要します。
1回の施術で脱毛が完了しないのは毛周期が関係しています。効果をしっかり出すためには、1回目の医療レーザー脱毛、ニードル脱毛(針脱毛)を受けた後は、退行期・休止期が過ぎるのを待ち、成長期になってから2回目の医療レーザー脱毛、ニードル脱毛(針脱毛)を行う必要があります。
この、成長期・退行期・休止期の3つのサイクルのことを毛周期といい、1サイクル10週間と言われています。医療レーザーとニードル脱毛(針脱毛)で永久脱毛効果があるのは、成長期の毛だけになります。
そのため、1回施術を受けただけでは、すぐに実感することはありません。また、5回はあくまでも最低限必要な回数であり、ギャランドゥの場合は毛の太さが人によって変わるので、カウンセリングの際に医師とよく相談をして回数を決める必要があります。
毛が減ってきた、毛質が変わってきたなと実感できるのは、個人差はありますが、3回目以降であることが多いようです。
2-2.ギャランドゥの医療レーザー脱毛の相場は9万円
脱毛クリニックのギャランドゥを含む腹部全体の料金平均は91,199円です。(※)
その中には、へそ周りのギャランドゥのみを脱毛できるクリニックもあり、そちらは42,653円と腹部全体よりも安く済ませることができます。しかしながら、あくまでもへそ周りであり、5cm以内など照射範囲に制限がかかっていることも多くあります。
一部だけが脱毛された、変に残ってしまったということがないよう、ギャランドゥの範囲が広い場合には腹部全体の照射を行った方が安心かもしれません。また、脱毛料金の他にも剃毛料やキャンセル料、さらに肌トラブルがあった際の診察代など別途でかかり、当初の予定よりも高くついてしまう可能性もあります。
脱毛料金の他にかかる料金やクリニックごとに行っている保証制度をしっかりと見極めることが重要です。また、ニードル脱毛(針脱毛)は毛穴1つ1つに手作業で針を差し込み、電気を流す脱毛方法のため、毛1本に対して○○円という料金体系が多く、高額になりがちです。
相場は35本で平均2,500円と少々分かりにくいのですが、ギャランドゥの範囲の広さによって変わり、場合によっては100万円以上かかることもあります。
※都内脱毛クリニック14院の腹部(ギャランドゥ含)料金の平均値(料金の合算÷14)2-3.ギャランドゥの医療脱毛の注意点
医療レーザー脱毛ではほくろ、タトゥーのある箇所への照射ができません。
それは毛の黒い色素(メラニン)に反応するレーザーがほくろ、タトゥーにも反応をしてしまい、その部分が火傷を負ってしまう危険性があるからです。
もし該当箇所があった場合にはその部分を避けての照射となります。さらに脱毛は医療行為です。
医療行為には必ず副作用やトラブルが起こるリスクがあります。ただし医療機関であれば医師が常駐しており早急な対応が可能なため、何かトラブルがあった際も安心です。
3.ギャランドゥをなくす医療脱毛以外の方法の詳細
医療脱毛以外の方法としてエステサロン等で行えるエステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛)や自宅で行える家庭用脱毛機・ワックス脱毛・除毛クリームが挙げられますが、いずれも抑毛効果もしくは一時的な除毛に留まり、根本から毛をなくすことはできません。
3-1.プロの手を借りて自己処理の手間を軽減させるならエステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛)
エステサロンで行われており、特殊な光を発する機械を当てることで毛の成長を遅らせる、弱らせる方法です。
医療レーザー脱毛機と原理は似ていて、光をメラニンに反応させ、毛を弱らせるというものですが、医療レーザーと比較すると光のエネルギーは圧倒的に弱く、エステ脱毛で行う光のエネルギーでは毛根組織を破壊できず、発育を遅らせる行為のみになります。
照射後は、2〜3週間をかけて徐々に抜け落ちていきます。
自己処理を行う手間を考えると、通っている期間中は自己処理の回数が減り、専門的な研修を受けたエステティシャンにお願いできるため、自己処理による肌トラブルのリスクも軽減されます。3-2.自宅にいながら抑毛効果が期待できる家庭用脱毛器
家庭用脱毛器に長期的な脱毛効果を出す力はありません。
原理は医療レーザーとほぼ同じですが、エステ脱毛(光脱毛、フラッシュ脱毛、IPL脱毛)で行われる光よりもさらにエネルギーが弱く抑毛効果で出にくくなります。
家庭用脱毛器を使用する場合、メーカーによっても異なりますが、業界最大の家庭用脱毛器でも2cm×3cmと照射口が狭いため、胸毛など広い範囲を照射する場合、手間と時間がかかってしまいます。メリットとしては、わざわざ出向く必要がなく、気軽に自宅で使用できます。
※ 一般社団法人日本エステティック振興協議会 (http://esthe-jepa.jp/depilation/)
日本スキン・エステティック協会 (https://www.jsa-cpe.org/public/static/press/mechanism_laser/imgs/practical_skill_theory.pdf)3-3.見た目の即効性を最重視するならワックス脱毛
ワックス脱毛とは、ワックスと呼ばれる液体を肌に塗り、毛とワックスとが接着する性質を利用し、引きはがす脱毛法です。
ワックス脱毛は、毛根を破壊するものではないため、定期的に行う必要がありますが、見た目の即効性はあります。
海やプールなどの予定を直近で控えている場合にはおすすめです。肌が弱い方は、ワックス脱毛直後に赤みが出やすいので、海やプールへ行く2,3日前に行うとよいでしょう。
3-4.低いハードルで手軽さ重視の除毛クリーム
除毛クリームは、肌に塗ることで、表面に生えている毛を溶かすクリームです。
脱毛クリームには、チオグリコール酸カルシウムという成分が含まれており、毛髪を構成しているケラチンタンパク質に強力に作用して、分解するという性質があります。
生えているギャランドゥを手軽に処理ができ、カミソリで剃った場合と違って、見た目がとてもきれいに仕上がります。デメリットとしては、一時的な除毛なので、ギャランドゥを無くしたい場合には定期的に行う必要があります。
また、薬剤が使われているため、肌の弱い人は、肌荒れやかぶれを引き起こす可能性がありますので、事前にパッチテストをおこなうことをおすすめします。
また、肌に何かしら異変を感じた際には、直ちに使用を中止しましょう。4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ギャランドゥの脱毛は医療脱毛で行う場合、高い効果を発揮しますが、脱毛が完了するまでに5回の施術を要します。しかし、医療脱毛であれば最も短い期間で永久脱毛効果を得られ、自信を持って海やプールで脱げる体を手に入れられます。
エステ脱毛(光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛)や家庭用脱毛機は光の出力に上限があるため、痛みは少なく済みますが、その分脱毛効果は弱いです。また、ワックス脱毛や除毛クリームは手軽に胸毛を処理できますが、一時的な減毛であるため、ツルツルな状態を保つためには、定期的に行う必要があります。
できるだけ早く、永久的に胸毛をなくしたいのなら、医療脱毛が最良の手ではありますが、ご自身にあった方法、何を重視するかで選ぶべき方法も変わってきますので、ぜひ参考にしてみてください。